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楽曲『 In A Dorothy. 』コンセプトノート

In A Dorothy.


《歌詞について》※全曲共通

どこの国や地域の言語でも、必ずそれぞれの言葉が「記号」として成り立っているものですが、そのように認識されている「記号」を除いて、"言語として解読できないもの" にすることで、声の抑揚や話している人の感情、または雰囲気のみで、何を言おうとしているのか表してみる、伝えてみる、という試みです。
これまで演出面において、独自の世界観を作った上で「メタ朗読」を行ってきた私ですが、日本語のテキストを読むにしても、その語りが音楽的に聴こえることを切要としてきた者としては、今回の手法をぜひ音楽として表現してみたいと考えました。
その手法を用いることによって、「国境を越える」という「音楽の特性」へ、さらに近づいた "新しい言語" のように、Audience の皆さんへ受け取っていただければ、嬉しく思います。



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《タイトルと内容について》


本プロジェクト「Project《tmd》」第2弾楽曲として、井川恭一さんへ制作をご依頼し、作品を作り進めていただいている中で、第1弾と同じくたまたまフックに現れたのが、この「In A Dorothy」というワードでした。
それは恐らく、私自身が音声音源を録音している作業中、無意識に発したものと思われますが、フックに立ち上ってからタイトルとして検討する段階で意味を調べたところ、このワードについても非常にコンセプチュアルで示唆的な意味を持つものであることが判りました。
「Dorothy」とは、広くは英語圏の女性の名前として知られる名詞ですが、一方でそれは「神からの贈り物」という意味を持つ、形而上学的意味合いの強い言葉になります。

『 In A Dorothy. 』- 神の贈り物の中で -

第1弾楽曲『Love to Vision』から引き続き...
もし、起きている全ての事象が脳内における "幻想" なら、我々人間が生きる上で経験する痛み、苦しみ、不安、恐怖なども "幻想" に過ぎないということになりますが、それらの不幸やストレスは、およそ "幻想" では済まされない程、強固な感情的・身体的辛苦を伴います。
しかし人間とはよく出来たもので、それら強固な辛苦に抗うための機能が、実はあらかじめ脳内に備わっているのです。
"幻想" の定義同様、ご存知の方も少なくないそれは「脳内麻薬」と呼ばれており、βエンドルフィン、ドーパミン、セロトニン等が特に良く知られる、神経伝達物質やホルモンのことを指しています。

「脳内麻薬」の存在のおかげで我々は、強固な感情的・身体的辛苦から引き起こされる自殺や自傷等、生物としてのエラーを回避することができるようになります。
すなわち「不幸やストレス」という "幻想" も、それら物質の増減によって左右されているのでした。
「脳内麻薬」という明らかな具体的・物質的存在を用い、痛み、苦しみ、不安、恐怖など "負の幻想" から心を遠ざけ、自らの健全なバランスによって命を存える、そのような一驚足らしめる機能を人間はそれぞれ生まれ持っている、という "事実" を、どうかお知り置きください。

それらを調整することによって、様々な不幸やストレスを回避し、制御しつつ、我々は幸せであろうとし、より良く生き抜こうとする... そのために備わった「脳内麻薬」こそが「神様からの贈り物」なのではないかと私は考えています。

「脳内麻薬」はすでに体内にあるもので、血液脳関門の突破を必要としません。
化学的な薬剤やドラッグと呼ばれるもののように外的に補わずとも、自ら作り出すことが出来ます。
人間の体は食べ物でできていますので、食物がとても大事になりますが、その他にも喫することのできる要素がいくつかあります。
その方法のひとつが "音楽" です。

我々は日々を生きるにあたり、上記で述べたような「神様からの贈り物」を意識せざるを得ない音楽的場面と遭遇することが度々あります。
川のせせらぎ、雨の音、鳥たちの歌、子どもが遊ぶ声、台所で誰かが何かを作っている音、エアコンのノイズ、電車が走り、大切な人があなたを呼び、風が渡る音、古今東西の音楽家たちによる素敵なミュージック e.t.c...

強固な辛苦を味わってきた方なら尚更です。
その際「脳内麻薬」などご存知なくても、"音楽を聴くこと" で救われた気持ちになったり、活力が湧いたり、なだめられたような実感をお持ちの方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか...

そのような次第です。

ですから、あなたの好きな "音楽" をたくさん摂取し、脳内物質のバランスを整え、コントロールし、より健やかに幸せに過ごされますよう祈りつつ、私はこのProjectを遂行しています。


▪︎ In A Dorothy. - Kohya Arimura https://youtu.be/H3VGjsdjZH4



〈with Special thanks and respect to Kyoichi Ikawa for his musical big cooperation.〉

▪︎ Kyoichi Ikawa http://www.youtube.com/user/kyoi2kyo






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Eitp

  • Author:Eitp
  • Et in terra pax is an theater-performance team formed by the performer Kohya Arimura(有村肯弥) in 1991.
    This is solo project of her.
    The project is combine the silent solo performance with the border transgressive space created by music, art, video, text and lighting, in order to show a manifestation of consciousness and sensitivity.
    And continue to produce a solo stage of her is reading+sounds+Scenic art of a new style in recent.

    "Et in terra pax, hominibus bonae voluntatis."
    〈And peace in the earth, for the good faith people.〉

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