林檎
- 2005/01/14 22:20
- Category: soliloquy

このところ風邪気味なので、
隣の加藤さんから七草明けに頂いた果物でも食べてみようかと思い、包みを開く。
あまりに綺麗な林檎が出現し、ひととき鑑賞。
いただく前に写真を撮る。
二分の一でも充分なくらいの立派な大きさだけど、
半身残しておくと気の毒な感じがしたので無理矢理全部食べる。
とても美味しかった。
加藤さんちには元旦からご親類やお孫さんたちがたくさんいらしており、
すごく賑やかで、
「お正月せっかく休んでいるのにうるさくてごめんねえ … 」と、
お詫びに菓子折と林檎2つを持ってきて下さったのだった。
こんなにたくさんご親族が年始の挨拶にいらしているのに
加藤さんは未だに一人暮らしで、
年を追うごとに入退院の頻度が増している。
昨年、冬らしくなった頃にも体調を崩され人知れず入院なさったけれど
すぐに退院してらしたので、安心して挨拶へ伺った私に、
「今度、老人ホームに空きが出来たら行くことにしたわ」
と、打ち明けて下さった。
どこのホームへ行くのだろう。
過ごしやすい所なのだろうか …。 遠いのかな …。
そうなるともう、誕生日や敬老の日に鉢物をプレゼントできなくなる。
もう一個の林檎は、ずっと残しておきたくなってしまった。